スマホを年に何台も乗り換えていると、通信キャリア選びにも自然と詳しくなります。大手キャリアから格安SIMに乗り換えて、通信費を年間数万円単位で節約している友人・知人も多いのですが、実際に乗り換えるとなると「損するかも」という不安もあると思います。今回は、格安SIMへの乗り換えで気をつけたいポイントを、損得目線で整理してみます。
格安SIMのメリット
- 月額料金が大手キャリアよりも大幅に安くなることが多い(同じデータ容量で半額以下になるケースも)
- プランがシンプルで、自分の使用量に合わせて選びやすい
- 契約期間の縛りが緩い会社が多い
格安SIMのデメリット・注意点
- 大手キャリアに比べて、混雑時間帯(お昼や夕方)に通信速度が落ちることがある
- キャリアメール(〜@docomo.ne.jpなど)が使えなくなる、または別途契約が必要
- 店舗窓口が少なく、トラブル時のサポートがオンライン中心になりやすい
- キャリア決済やキャリア独自のサービス(家族割など)が使えなくなる場合がある
乗り換えでチェックすべきポイント
1. 通信品質は使う場所・時間帯で変わる
格安SIMは大手キャリアの回線を借りて運用している会社が多く、同じ会社でも利用者の多さによって速度に差が出ます。心配な場合は、まず短期間だけデータSIMを試してみる、あるいは口コミで自分の生活エリアでの評判を確認しておくと安心です。
2. キャリアメールの扱い
キャリアメールを仕事や各種サービスの連絡先に使っている場合、乗り換え前に必ず変更手続きをしておく必要があります。有料でキャリアメールを継続利用できるオプションを用意している会社もあるので、必要であれば確認しておきましょう。
3. 端末のSIMロック解除
大手キャリアで購入した端末を格安SIMで使う場合、SIMロック解除が必要になることがあります。最近の端末はSIMフリーで販売されることも増えていますが、購入時期によっては解除手続きが必要な場合があるので、事前に確認しておくとスムーズです。
乗り換えの手順(大まかな流れ)
1. 契約したい格安SIM会社を選ぶ 2. MNP予約番号を取得する(乗り換え元のキャリアで発行) 3. 格安SIM会社に申し込み、SIMカードまたはeSIMを受け取る 4. 端末に新しいSIMを設定し、開通手続きを行う 5. 動作確認・データ移行を行う、という流れが一般的です。MNP予約番号には有効期限があるので、取得後は早めに手続きを進めることをおすすめします。
実際どれくらい安くなるのか
一概には言えませんが、大手キャリアで月8,000円前後払っていた人が、格安SIMに乗り換えることで月2,000〜3,000円程度まで下がるケースも珍しくありません。年間で考えると数万円単位の差になることもあるので、通信品質に大きな不満がなければ、一度検討してみる価値は十分にあると感じています。
家族割・セット割との比較も忘れずに
大手キャリアの家族割やセット割(インターネット回線とのセット契約など)を使っている場合、格安SIMに乗り換えることで、これらの割引がなくなり、思ったほど安くならないケースもあります。乗り換え前には、今の請求内訳をよく確認し、家族割・セット割を含めた「実質の支払額」で比較することをおすすめします。単純な基本料金だけを見て判断すると、想定していたほどの節約効果が出ないこともあるので注意が必要です。
2回線持ちという選択肢
いきなり完全に乗り換えるのが不安な場合、大手キャリアの回線を残しつつ、格安SIMのデータ専用プランをサブ回線として契約する「2回線持ち」もおすすめです。通信品質を実際に試しながら、問題なければメイン回線も乗り換える、という段階的な移行ができます。サブ回線用のデータSIMは月数百円程度から契約できることも多いので、リスクを抑えて試したい方にはおすすめの方法です。普段使う場所(自宅・職場・通勤経路など)で実際に速度を確認してから本格的に移行を決めると、契約後のギャップを減らせます。特に電波状況が変わりやすい地下やビルの奥まった場所をよく利用する方は、時間帯を変えて複数回試してみると、より実態に近い判断ができます。
僕が実際に使っている・使う予定の回線
ここまで一般論を書いてきましたが、僕自身が使っている回線も紹介しておきます。
povo2.0
基本料金0円で、必要なときに必要な分だけ「トッピング」でデータ容量を購入するスタイルの回線です。au回線を使っているので通信品質も安定しています。現在はこれをメイン回線にしています。「データ追加360GB(365日間)」を一括で購入すると月あたり30GB・2,200円相当になり、単価としてはかなり安く収まります。
ahamo
ドコモ回線をオンライン専用プランとして提供しているサービスです。月30GBを2,970円で、ドコモ回線のまま使えます。エリアの広さと安定感は、地方や屋内でも安心感があります。以前はこれをメイン回線にしていました。
現在は、povoの一括トッピングに切り替えたことでahamoがサブ回線の位置づけになり、楽天モバイルへ乗り換える手続きを進めています。ただしこれは「2回線持ちのサブとして固定費が重くなった」という僕の事情によるものです。メイン回線として1本で使うなら、今でも有力な選択肢だと思います。料金プランを細かく選びたくない人、通信品質を落としたくない人には、これ1本で完結する分かりやすさが効いてきます。
楽天モバイル
ahamoからのMNPで、サブ回線として契約手続きを進めています。使ったデータ量に応じて月額が3段階(1,078円/2,178円/3,278円)で自動的に変わる仕組みなので、月ごとに使用量の差が大きいサブ回線とは相性が良いと考えました。楽天ポイントとの連携や、専用アプリ「Rakuten Link」を使った通話も、楽天経済圏をよく使う人にはメリットになります。開通後、実際の使用感はあらためて追記します。
この乗り換えを決めた経緯と、実際にいくら変わるのかの比較は、こちらに詳しく書きました。
→ 関連記事:サブ回線の方が高かった|ahamoから楽天モバイルへ乗り換える理由
よくある質問
Q. 格安SIMに乗り換えても今の電話番号は使える?
MNP(番号ポータビリティ)を利用すれば、今の電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
Q. 乗り換えにかかる期間は?
MNP予約番号の取得から開通まで、早ければ即日〜数日程度で完了することが多いです。
まとめ
格安SIMへの乗り換えは、通信費を抑えられる一方、通信品質やサポート体制などのトレードオフもあります。自分の使い方(データ量、通話頻度、必要なサポート)と照らし合わせて、無理のない範囲で検討してみてください。

